【9月2日 AFP】自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2019)は1日、第9ステージ(アンドララベリャからコルタルスデンカンプ、94.4キロメートル)が行われ、今大会最年少の20歳、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)がステージ優勝を飾った。

 今回が三大ツール(グランツール)初挑戦のポガチャルは、100キロメートル弱の短期決戦である一方、難しいコンディションになったピレネー山脈(Pyrenees)の険しい山道での戦いを制し、コルタルスデンカンプ(Cortals d'Encamp)の山頂フィニッシュにトップでたどり着いた。

 23秒差の2位にモビスター・チーム(Movistar Team)のナイロ・キンタナ(Nairo Quintana、コロンビア)が、3位にチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)が入った。

 この結果、キンタナがログリッチと6秒差の総合首位に再浮上。前日首位に立ったコフィディス(Cofidis, Solutions Credits)のニコラ・エデ(Nicolas Edet、フランス)は険しい山脈に苦しんだ。

 総合順位では、アスタナ(Astana Pro Team)のミゲル・アンヘル・ロペス(Miguel Angel Lopez、コロンビア)が首位と17秒差の3位、モビスターのアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde、スペイン)が同20秒差の4位につけている。ステージ優勝のポガチャルは総合5位に浮上したが、その差は1分42秒となっている。(c)AFP