【8月31日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は30日、イランがロケットの打ち上げに失敗したとみられることについて、米国は関与していないと言明した。

 トランプ氏は、イランのセムナン(Semnan)の発射場でサフィル(Safir)衛星打ち上げ用ロケットの最終打ち上げ準備中に爆発が起きたことについて「米国はこの大惨事に関与していない」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 公開された衛星写真には、発射台でロケットが爆発したとみられる様子が写っている。

 イランはこのロケット計画について、宇宙での民間利用が目的だとしている。しかし、ロケットには長距離弾道ミサイルと同様の技術が使用されているため、米政府はイランの活動に懐疑の目を向けている。

 トランプ氏が昨年、イランに対して核開発の制限の見返りに制裁を緩和する内容の2015年の核合意から一方的に離脱して以降、米とイランの対立はこう着状態に陥っている。(c)AFP