【8月30日 AFP】サッカースペイン代表の前監督であるルイス・エンリケ(Luis Enrique)氏は29日、9歳の娘が骨肉腫で亡くなったと明かした。

 エンリケ氏はツイッター(Twitter)に「この5か月間、骨肉腫との厳しい闘病生活を送っていた娘のシャナが、きょうの午後に亡くなった」「これ以上ないほど寂しくなるが、君のことは一生忘れない」と記した。

 エンリケ氏は6月、「3月から以前のように職務を全うすることができなくなった」として、スペイン代表の監督を辞任していた。エンリケ氏の個人的な事情については、これまで明かされてこなかった。

 エンリケ氏はツイートの中で、「この数か月の間に受け取った」あらゆる支援のメッセージに感謝するとつづった。

 サッカー界の著名人からは、すぐさまエンリケ氏にメッセージが寄せられており、スペイン代表DFのセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)はツイッターに「あなたとご家族には、私たちの愛とサポートがある。言葉が見つからないが、私たちはいつもそばにいる」と投稿した。

 スペイン1部リーグの強豪であるFCバルセロナ(FC Barcelona)とレアル・マドリード(Real Madrid)もソーシャルメディア上で哀悼の意を表し、今回の悲報は他の競技にも伝わっている。

 現在、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)に出場しているラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、「シャナちゃんが亡くなったというつらいニュースを今知った。とても悲しいし、ご家族の痛みは計り知れない」「ルイス・エンリケとご家族に、遠い場所からハグを送る」と記した。(c)AFP