【8月30日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)は29日、女子シングルス2回戦が行われ、前回覇者で大会第1シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-2、6-4で世界ランク53位のマグダ・リネッテ(Magda Linette、ポーランド)に快勝し、3回戦に駒を進めた。

 前週行われたブロンクス・オープン(NYJTL Bronx Open 2019)覇者のリネッテに対し、大坂は第1セットを30分でものにすると、第2セットではゲームカウント0-3とリードを許しながらも、その後の7ゲームのうち6ゲームを奪って勝利を収めた。

「フルセットの試合にならなくて本当にうれしい」とコメントした大坂の次戦の相手は、10代にして7月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)で4回戦進出を果たした世界140位のコリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)と、同112位のティメア・バボス(Timea Babos、ハンガリー)の勝者となる。

 この試合が行われたルイ・アームストロング・スタジアム(Louis Armstrong Stadium)には、米プロバスケットボール(NBA)のレジェンド、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏ら有名人が観戦に訪れた。

 その中には、同国ナショナルフットボール(NFL)の元クオーターバックで、人種差別や社会的不正への抗議を示す膝つき行為で有名なコリン・キャパニック(Colin Kaepernick)の姿もあった。

 大坂は「彼らが来てくれて本当に恐縮している」「すごくうれしい。実のところ、彼らをあまり長く太陽の下にさらしたくなかったので、できるだけ早く決着をつけたかった」と明かした。(c)AFP/Martyn WOOD