【8月29日 AFP】世界柔道選手権(World Judo Championships 2019)は28日、都内の日本武道館で4日目が行われ、女子63キロ級で田代未来(Miku Tashiro)が銀メダルを獲得した。

 準決勝でリオデジャネイロ五輪金メダリストのティナ・トルステニャク(Tina Trstenjak、スロベニア)を下した田代は、これまで直接対決で1勝8敗とされている女王クラリス・アグベニュー(Clarisse Agbegnenou、フランス)との、昨年大会に続く決勝での対戦を迎えた。

 リオ五輪で銀メダルを手にしたアグベニューと約11分に及ぶ試合をこなすことになった田代は、延長戦で相手の脚をかけたもののためらいが出て、逆に素早く技をかけられて倒されてしまった。

 両者が畳に倒れたあと、アグベニューは田代に対して親指を立ててその健闘をたたえると、両者は温かい抱擁を交わした。

 大会通算4度目の優勝を遂げたアグベニューは「本当に、本当にタフだった。ただただうれしい。気持ちで最後まで戦え抜けた」と振り返った。

 同日行われた男子81キロ級では、イスラエルのサギ・ムキ(Sagi Muki)が金メダルを獲得している。(c)AFP