【8月28日 AFP】世界柔道選手権(World Judo Championships 2019)は27日、都内の日本武道館で3日目が行われ、男子73キロ級で大野将平(Shohei Ono)が金メダル、女子57キロ級で芳田司(Tsukasa Yoshida)が銀メダルを獲得した。

 体重差がなければ全階級を通じて最強ともうたわれている大野は、決勝でルスタム・オルジョイ(Rustam Orujov、アゼルバイジャン)から一本勝ちを収め、自身3度目のタイトルを手にした。リオデジャネイロ五輪決勝でも両者は対戦したが、その時と同様、あるいはそれを上回るほどの一方的な試合展開だった。

 この日の6試合すべてで一本勝ちを記録した大野は「優勝するんだろうと思っていたので、何の驚きもない。(すべて一本勝ちにも、勝ち方は)全く気にしていなかった」と語ると、「どうせ大野は勝つだろう、という周りからの誘惑に打ち勝った」と付け加えた。

 一方、前回大会覇者の芳田は、日本生まれのカナダ人選手出口クリスタ(Christa Deguchi)に決勝で敗れている。(c)AFP