【8月27日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は26日、仏南西部ビアリッツ(Biarritz)でドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と共同記者会見を行い、先進7か国(G7)は米グーグル(Google)、米フェイスブック(Facebook)などテクノロジー大手への課税について合意したと述べた。

 マクロン大統領は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の間で議論されている国際的なデジタル課税制度が新たに実施されれば、フランスは独自課税を撤回すると表明した。同国は新制度の準備が2020年中に整うことを望んでいる。 

 これは、フランスとアメリカの間で長らく摩擦の原因となってきた問題。課税を決めたフランスに対し、米国は仏産ワインに報復関税を課すと警告していた。

 トランプ大統領はこれまで、フランスによる課税は「非常に不当」だと評してきた。同大統領は記者会見で仏産ワインへの報復関税を撤回するか尋ねられた際、方針を明言せず、メラニア(Melania Trump)夫人が「仏産ワインを大変好んでいる」と冗談でかわした。(c)AFP/Adam PLOWRIGHT with Clare BYRNE in Paris