【8月25日 AFP】ラグビーテストマッチが24日に各地で行われ、W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)で優勝を目指すイングランドが57-15でアイルランドに大勝した。スコットランドは17-14でフランスに競り勝った。

 ジョー・ゾカナシンガ(Joe Cokanasiga)が2トライ、マンオブザマッチのマヌ・ツイランギ(Manu Tuilagi)が1トライを決めるなど、合計8トライを挙げたイングランドは、対アイルランド戦での最多得点と最多得点差を記録した。

 それでも主将のオーウェン・ファレル(Owen Farrell)は、ライバル国をけん制するかのように、チームにはまだ伸びしろがあると話し、「もちろん気分がいい。代表のジャージーを着ての勝利はいつだって最高だ」「僕らはチームをつくっている最中。何よりエキサイティングなのは、ピークがまだ先にあるということだ」とコメントした。

 一方、2018年にはシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2018)で全勝優勝を飾り、ニュージーランドも破っているアイルランドは、勝てば世界ランキング1位に立てた試合で厳しい現実を突きつけられた。

 主将のロリー・ベスト(Rory Best)は、試合を中継したスカイ・スポーツ(Sky Sports)に対して、「きょうは自分たちで設定している基準に届いていなかった。汚い言葉を使わずに説明するのが難しい試合だ」「求められるレベルに全く達していない。良かったのは、今がまだ8月中旬で、9月中旬ではないことくらいだ」と話している。

 スコットランドは前半の終わりにショーン・メイトランド(Sean Maitland)、後半にクリス・ハリス(Chris Harris)がトライを決めると、どちらもグレイグ・レイドロー(Greig Laidlaw)がコンバージョンキックを成功させて逆転勝ち。

 チームは同じフランス相手に3-32の屈辱的な敗戦を喫した前週の借りを返すとともに、テストマッチ6試合ぶりの白星を挙げている。(c)AFP