【8月25日 AFP】19-20スペイン1部リーグは24日、第2節の試合が行われ、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)とハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)が約2年ぶりにそろって先発出場したレアル・マドリード(Real Madrid)は、終了間際に失点してレアル・バジャドリード(Real Valladolid)と1-1で引き分けた。

 今夏の退団が確実視されていたベイルとロドリゲスだったが、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は両選手をピッチに送り出し、新戦力の先発起用は2試合続けて見送られた。

 レアルは82分にカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が得点を決め、本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で勝利を手にしたかにみえたが、88分にセルジ・グアルディオラ(Sergi Guardiola)に同点ゴールを許した。

 ジダン監督は「最も難しい時間に得点していたから後味は悪い」「リードした後はもっと計画的にプレーすべきだったし、必要なことをやるという、もっと強い気持ちを持っていないといけなかった」とコメントしている。

 今夏の補強に3億ユーロ(約352億円)を投じたレアルだが、新戦力のエデン・アザール(Eden Hazard)とフェルラン・メンディ(Ferland Mendy)は負傷中で、ルカ・ヨビッチ(Luka Jovic)とエデル・ミリトン(Eder Militao)はベンチスタートだった。また、ロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)はBチームに当たるカスティージャ(Real Madrid Castilla)で経験を積んでいる。

 途中出場したヨビッチはシュートがクロスバーをたたく惜しい場面もあった。しかし、チームは前進するというよりは過去に戻ったようで、ロドリゲスがレアルでは2017年5月以来となる先発出場を果たすと、セルタ(Celta de Vigo)との開幕戦で印象的なプレーを披露したベイルは2戦連続でスタメン出場し、共に攻撃をけん引した。

 ジダン監督は試合後、後半にロドリゲスをベンチに下げたのは同選手が違和感を覚えていたからだと明かした。「ハメスは良いプレーをした。少し問題を抱えていてリスクは冒したくなかったから交代させた」「特に前半の出来が良かった。チャンスでゴールを決められなかっただけだ」 (c)AFP/Thomas ALLNUTT