【8月23日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)の日本代表MF久保建英(Takefusa Kubo)が、マジョルカ(RCD Mallorca)にローン移籍することが決まった。両クラブが22日に発表した。

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 レアルは6月、Jリーグ1部(J1)のFC東京(FC Tokyo)から「日本のメッシ」という異名を持つ18歳の久保を獲得したが、経験を積ませるためにローン移籍を許可した。発表文の中で「レアル・マドリードとマジョルカは、2020年6月30日までの久保建英のローンで合意に達した」と記した。

 一方のマジョルカは、久保について「世界有数の才能を持ち、その大胆な姿勢とボールを持ったときの質の高さは際立っている」とコメント。「FCバルセロナ(FC Barcelona)のユースで育った久保は完璧なスペイン語を操り、18歳にして日本代表の選手だ」と付け加えた。

 レアル・ソシエダ(Real Sociedad)とのリーグ戦を25日に控える中、久保は23日にマジョルカでの最初のトレーニングに臨む予定。昇格組のマジョルカは先週末、SDエイバル(SD Eibar)との開幕戦に2-1で勝利している。

 久保は10歳でバルセロナのユースに加入するも、チームが未成年選手の契約違反により国際サッカー連盟(FIFA)から制裁を受けたため、2015年に日本に帰国。バルセロナはその後も久保をチェックし続けていたが、レアルが約200万ユーロ(約2億3600万円)のオファーをこの夏に提示していた。

 久保は6月に行われたエルサルバドル戦で日本代表デビューを果たしている。(c)AFP