【8月21日 CNS】中国・丹東(Dandong)海事局は13日、中国と北朝鮮の国境河川である鴨緑江(Yalu River)の水域で航行の安全を確認するため、北朝鮮の海事部門と合同で巡航検査を実施したと発表した。

 鴨緑江水域の合同巡航検査は7回目。今回は「中朝友好橋」付近から出発し、下流に向かって月亮島、浪頭港、中朝鴨緑江界河高速道路大橋などの水域を通過し、重点水域で航行状況を検査した。

 中朝の海事部門は巡航しながら、問題点を確認。何隻かの大型船の停泊地が橋や両岸の施設に近すぎて事故が起きやすいことや、「中朝国境河川船舶航行規則」で定めたライトをつけていない砂利採掘船がいるなど、安全に悪影響を及ぼす課題について意見を交換した。

 丹東海事局は、この合同巡航検査を通じて、中朝の海事部門が共同管理水域の安全管理を強化し、協力レベルの向上を図り、両国の船舶と市民の生命・財産を守ろうとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News