【8月18日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは17日、第2節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)とトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)の一戦は2-2の引き分けに終わった。

 終了間際の決勝点かに思われたゴールが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による確認で認められないという、4か月前の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)を思い起こさせる展開を、シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督も嘆いている。

 4月のチャンピオンズリーグ準々決勝では、後半ロスタイムにラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)が決めたかに見えたゴールがVARによって無効と判定され、トッテナムがアウェーゴール差で勝ち上がったが、この日もシティはガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)の決勝点かに思われたゴールが、検証の結果、味方にハンドがあったとして認められなかった。

 グアルディオラ監督は「デジャブだ。同じだったよ。最後にゴールを決めたがVARで取り消された。何を言えばいいんだ? 2回目だし、厳しい」とコメントした。

 さらに監督は、テクノロジーの使用に一貫性がないことに不満を見せ、前半にロドリゴ(Rodrigo Hernandez Cascante)が倒された場面でPKが与えられなかったことを示唆しながら「前半のあれがペナルティーでなかったのは信じられなかったが、VARがPKでないと言うなら、そういうことなんだろう」と話している。

 シティはスターリングとセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)のゴールで2回先行したが、チャンピオンズリーグでの対戦と同様、カウンターとセットプレーの守備でもろさを見せ、一度目はエリク・ラメラ(Erik Lamela)のミドルシュート、二度目は交代で投入されたルーカス・モウラ(Lucas Rodrigues Moura da Silva)のファーストタッチがゴールとなり、トッテナムにわずか2本の枠内シュートをどちらもゴールに結びつけられた。

 この結果、両チームは勝ち点1を分け合うことになり、まだ2節を終えた段階だが、2連勝を飾ったリバプール(Liverpool FC)に勝ち点2差をつけられている。ただし、シティがトッテナムにシュート30本を浴びせて押していた試合内容を考えると、今季も優勝はシティとリバプールが争う可能性が高い。

 グアルディオラ監督は「これ以上ないプレーができた」「勝ちたかったし、選手たちはそれにふさわしいプレーをしていたが、サッカーとは時にこういうものだ」とコメントした。(c)AFP