【8月16日 AFP】米ストックカーレース、NASCARシリーズの元人気ドライバーとして知られるデール・アーンハートJr.(Dale Earnhardt Jr.)氏と妻子を乗せた小型機が15日、テネシー州の空港で着陸後に炎上した。親族は、3人とも無事に脱出したと明かしている。

 クラーク郡保安官事務所(Clark County Sheriff's Office)によると、アーンハートJr.氏は今週末のレースで解説を務めるために同州のブリストル(Bristol)近郊に向かっていたところ、乗っていた小型機がエリザベストン市営空港(Elizabethton Municipal Airport)着陸後に滑走路を外れ、炎上したとされている。

 この事故で切り傷などの軽傷を負い、近くの病院に搬送されたアーンハートJr.氏をはじめ、妻のエイミー(Amy)さんと1歳の娘のイスラ(Isla)ちゃんのほか、パイロット2人に大きなけがはなかったという。

 アーンハートJr.氏の姉ケリー(Kelley Earnhardt)さんは、自身のツイッター(Twitter)で、「デール、エイミー、そしてイスラはパイロット2人と一緒にきょうの午後、テネシー州ブリストルで事故に巻き込まれました」「全員無事で、詳しい検査のために病院に運ばれました」と明かした。

 米スポーツ専門チャンネルESPNは、アーンハートJr.氏がメールで自身と家族が全員無事であると伝えてきたと報じている。また、同国連邦航空局(FAA)は、今回の事故に関する調査を開始したと公表した。

 NASCARの伝説的ドライバーであるデール・アーンハートSr.(Dale Earnhardt Sr.)氏を父に持つ44歳のアーンハートJr.氏は、自身も2004年と14年の2度にわたりデイトナ500(Daytona 500)を制した実績を持っている。同シリーズでは通算26勝を飾り、2017年に現役を引退した。(c)AFP