【8月19日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2019)は18日、女子シングルス決勝が行われ、大会第16シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)が7-5、7-6(7-5)でスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova、ロシア)に勝利し、優勝を飾った。

 キーズはどちらのセットも1ブレークダウンの追いかける展開から巻き返し、4月のボルボカー・オープン(Volvo Car Open 2019)に続く今季2勝目、キャリア通算5勝目を挙げた。アンフォーストエラー33本を記録した一方、ウイナー43本、サービスエース13本を決め、相手のサービスゲームを3回破った。

 またこの優勝で、キーズは1週間後に迫った全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)の開幕を前に、世界ランキングでトップ10に復帰することも決まっている。

 このところは2戦連続で初戦敗退、その前のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)も2回戦敗退と苦しんでいたキーズは、「1週間前にチームのみんなから今回は優勝できると言われていたとしても、きっと笑い飛ばしていたはず」と認めた。

 さらに今大会は、決勝で当たったクズネツォワを含め、ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)、今季のウィンブルドン女王シモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)、ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)という、四大大会(グランドスラム)優勝経験者4人を退けての優勝だった。

 キーズは「最初から厳しい組み合わせだった」「自分の最高のテニスを安定して出せた1週間だったのは間違いないと思う」と話している。

 一方、度重なるけがによる離脱からランキングを戻している最中のクズネツォワは、どちらのセットも先行する展開から、第10ゲームにブレークバックを許して競り負けた。(c)AFP/Bill Scott