【8月17日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2019)は16日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は5-7、6-2、6-0でマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)を退け、準決勝に駒を進めた。

 2日連続で逆転勝ちを収めたバーティは、現世界ランク1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)が膝のけがで準々決勝を途中棄権したことを受け、トップ奪還の可能性に近づきつつあるが、今週末の目標はそのことではないとして、「ここでは初めての準決勝になる」「ランキングのことはまったく考えていない」と話した。

「一つずつ試合をこなしていく。勝利を積み重ねていけば、ランキングはおのずとついてくる」

 全仏オープンテニス(French Open 2019)女王のバーティは、決勝進出を懸けた次戦の相手が、ロシアのベテラン選手スベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova)に決まった。

 クズネツォワは第3シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)を3-6、7-6(7-2)、6-3で下し、同選手が次週の世界ランキングでトップに返り咲くチャンスをつぶした。

 プリスコバが第2セットをゲームカウント5-4でリードして迎えたサービングフォーザマッチで調子が崩れたのに対し、クズネツォワは同セットのタイブレークで相手を圧倒すると、プリスコバの勢いが衰える中で第3セットも主導権を握った。

 クズネツォワは試合後、「すべてのポイントを取って踏みとどまろうと心掛けた」「相手はサーブが素晴らしかった。自分がブレークポイントを握るたびに、ほぼ毎回サービスエースを取っていた」と振り返った。(c)AFP