【8月10日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは9日、開幕戦が行われ、リバプール(Liverpool FC)は4-1でノリッジ・シティ(Norwich City)に完勝したものの、ふくらはぎを負傷した守護神アリソン(Alisson Ramses Becker)が、数週間離脱する可能性が出てきた。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)を制したリバプールは、昨季わずか勝ち点1差でマンチェスター・シティ(Manchester City)に屈してリーグ制覇を逃し、今季は30年ぶりのタイトル獲得を目指しているが、幸先良くハーフタイムまでに4-0とリードを奪った。ノリッジはその後もリバプールにゴールを脅かされたが、64分にテーム・プッキ(Teemu Pukki)が1点を返している。

 7分に主将のグラント・ハンリー(Grant Hanley)の不運なオウンゴールが、ノリッジの長いシーズンの雰囲気を方向付けるものになると、リバプールはその後、モハメド・サラー(Mohamed Salah)とビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)、ディボック・オリジ(Divock Origi)がそれぞれ得点を挙げた。

 しかしながら、アリソンがなんでもないゴールキックを蹴った後に倒れ込み、手を借りながらピッチから去ることになると、その喜びは取り去られた。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は「アリ(アリソン)のけが以外は何も悪いところのない試合だった」「どれほど深刻かを確認し、対処しなければならない」と語り、14日にチェルシー(Chelsea)とトルコで対戦するUEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup 2019)を、同選手が欠場すると認めた。

 アリソンは昨季初参戦したプレミアリーグで、20試合を無失点に抑え、チャンピオンズリーグでもタイトル獲得に貢献した。

 シモン・ミニョレ(Simon Mignolet)がクラブ・ブルージュ(Club Brugge)に移籍したため、今週リバプールにウェストハム(West Ham)から加入したばかりのアドリアン(Adrian)は、今後数週間大きな責任を負うことになる。(c)AFP