【8月9日 AFP】南米サッカー連盟(CONMEBOL)は8日、先月行われたコパ・アメリカ(2019 Copa America)決勝で退場処分になったブラジル代表FWのガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)に対し、代表戦における2か月間の出場停止処分を言い渡した。

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 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)に所属する22歳のジェズスは、3-1で勝利したペルー戦で得点を挙げて母国の9度目となる南米制覇に貢献したが、70分にはこの日2枚目となるイエローカードを受け退場となった。

 激しい抗議をみせたジェズスはピッチを去る中、手で不適切なジェスチャーを見せた。さらに、怒りのあまり水の入ったボトルを蹴り上げると、危うくビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)用のブースを押し倒しそうになり、控室に戻るときには涙を流していた。

 ジェズスには3万ドル(約310万円)の罰金も科されているが、7日以内であれば異議申し立てが認められている。また、ジェズスの行動に問題があったとして、ブラジルサッカー連盟(CBF)にも1万5000ドル(約160万円)の罰金が言い渡された。

 これによりジェズスは、来月に米国で行われるコロンビア、ペルーとの国際親善試合を欠場することになるが、来年3月に予定されているW杯カタール大会(2022 World Cup)の南米予選には出場できる。(c)AFP