【8月8日 AFP】(更新、写真追加)ロシア極北アルハンゲリスク(Arkhangelsk)州で8日、ミサイル実験に使用される軍事基地で爆発が発生し、2人が死亡した。国防省がメディアに対して明らかにした。

 近郊の都市セベロドビンスク(Severodvinsk)の当局によると、爆発の後、放射線レベルが一時的に上昇したという。だが国防省は、放射線レベルは「正常」だとしている。

 国防省によると、「液体推進剤を用いるジェットエンジンの検査中、爆発が発生し、装置に火が付いた」という。

 同省は「この事故により、国防省の職員6人と業者1人が負傷した。けがにより専門家2人が死亡した」と発表している。

 アルハンゲリスク州当局もAFPの取材に対し、「放射能汚染はない」と話した。

 セベロドビンスク市当局はウェブサイト上に、市内にある自動検知センサーが「放射線レベルの一時的な上昇を記録した」が、午前11時50分(日本時間同日午後5時50分)には「正常になった」と記した。(c)AFP