【8月8日 AFP】飛行機の中で酒に酔い、女性に暴行を加えるなどして逮捕されていた男子ゴルフのトービヨン・オルセン(Thorbjorn Olesen、デンマーク)が、性的暴行などの疑いで訴追された。これを受け、欧州男子ツアー(PGA European Tour)は同選手に出場停止処分を科した。

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 29歳のオルセンは、今年行われた第42回ライダーカップ(The 42nd Ryder Cup)欧州選抜の優勝メンバーで、これまで欧州ツアーでは通算5勝を挙げているスター選手。

 欧州ツアーの広報は「司法手続きの結果が出るまでの間、トービヨン・オルセンを欧州ツアーから出場停止とする」「本件は係争中のため、現時点でこれ以上のコメントは差し控える」と述べた。

 事件は先週、米メンフィス(Memphis)発、英ヒースロー空港(Heathrow Airport)行きの英航空会社ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)の機内で起きた。オルセンは機内で眠っていた女性に痴漢行為をした後、通路に放尿した揚げ句に客室乗務員と激しい口論になったとされている。

 メンフィスで世界ゴルフ選手権(World Golf Championships)シーズン第4戦のフェデックス・セントジュード招待(2019 FedEx St.Jude Invitational)に出場していたオルセンは、着陸後に逮捕され、釈放後も捜査対象となっていた。今後は今月21日に英ロンドンの裁判所に出廷する。(c)AFP