【12月27日 AFP】世界トップ100に入っていたこともあるインドのゴルファー、ジョティ・ランダワ(Jyoti Randhawa)が、国内の自然保護区で密猟し、逮捕されたことが分かった。関係者が明かした。

 ランダワはウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州のトラの保護区で身柄を拘束された。保護区の担当者によれば、ランダワは同行者1人と共にセキショクヤケイ1羽を殺したという。

 担当者は「密猟と森林地域への不法侵入により、両名を拘束した」「車両、武器、その他の備品を没収し、所持品の中には動物の皮とセキショクヤケイの死骸などがあった」「すでに刑事施設への移送は済ませ、今後さらなる法的措置が取られることになる」と話した。

 現在46歳のランダワは、2004年から2009年にかけて世界100位以内をキープし、アジアツアーで通算8勝を挙げているインドではトップ選手の一人。しかし2009年に最後の勝利を挙げて以降は成績が振るわず、狩猟に挑戦するようになった。

 インドでは11月、西部マハラシュトラ(Maharashtra)州で雌の「人食いトラ」が射殺されたが、メディアの報道によれば、このとき捜索に使用された猟犬たちがランダワのものだという。

 インドは密猟に対する取り締まりを強化しており、今年4月にはインド映画界のスーパースターであるサルマン・カーン(Salman Khan)氏が、1998年に希少動物のインドレイヨウ(ブラックバック)を密猟したとして有罪判決を受け、禁錮5年を言い渡された。(c)AFP