【8月8日 AFP】テニス、ロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2019)は7日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は対戦相手のタチアナ・マリア(Tatjana Maria、ドイツ)が途中棄権したことを受け、3回戦に進出。この結果、次週発表の世界ランキングでアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)が王座から陥落することが決まった。

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 前日の試合で全仏オープン(French Open 2019)女王のバーティが敗れた中、初戦敗退に終わったウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)以来となる実戦に臨んだ大坂は、第1セットを6-2で奪うとマリアが腹筋のけがを理由に試合を棄権した。

 この日の試合でアリソン・リスケ(Alison Riske、米国)にフルセット勝ちした第3シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)にもバーティを抜く可能性があるが、ナンバーワン争いでは大坂が一歩先行している。プリスコバが世界1位になるには今大会で少なくとも4強に残らなければならず、大坂がベスト8に入った場合は、決勝に進まなくてはならない。

 同日に行われた試合では、19歳のダイアナ・ヤストレムスカ(Dayana Yastremska、ウクライナ)が四大大会(グランドスラム)通算2勝を誇る元女王のビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)を7-5、7-5で破り、3回戦へ駒を進めている。(c)AFP