米国の駐ロ大使が辞任へ
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【8月7日 AFP】米国のジョン・ハンツマン(Jon Huntsman)駐ロシア大使が辞任する。同大使の出身地で、過去に知事を務めたユタ州の日刊紙ソルトレーク・トリビューン(Salt Lake Tribune)が6日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領宛ての辞表を掲載した。
ハンツマン氏は辞表で、家族および個人としての必要を満たすため、10月3日に職務を離れると表明している。
ホワイトハウス(White House)と米国務省は、この報道の事実関係について述べていない。
駐ロシア大使は最も困難な外交ポストの一つで、ハンツマン氏は2年余りその職務を務めてきた。就任以降の米ロ関係における目立った出来事としては、スパイ容疑での訴追の応酬や、米大統領選へのロシア介入疑惑をめぐるスキャンダル、冷戦(Cold War)期に結ばれた主要な核ミサイル軍縮条約である中距離核戦力(INF)全廃条約の失効、ウクライナで続く衝突が挙げられる。
ハンツマン氏は辞表で、自身が目にしてきた両国関係の激しい動きに言及。「今後もわれわれは、ロシアの行動がわが国や同盟国を脅かした際、ロシアに説明責任を果たさせなければならない。われわれを隔てる物事の多くは妥協の余地のないものだが、見落とすことのできない共通の利益は存在する」とした。
米CNNは、トランプ大統領とロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は先週の電話会談で、今後の大使交代について話し合ったと報じた。一方、ホワイトハウスは、会談ではロシアのシベリア(Siberia)で発生した大規模な森林火災が話題の中心を占めたと説明している。
ハンツマン氏が関わってきた任務の中で特に難しいものとして、ロシアでスパイ容疑により逮捕・起訴された元米海兵隊員のポール・ウィラン(Paul Whelan)被告(48)をめぐる事案があるが、トランプ大統領は同被告について沈黙を続けている。
ソルトレーク・トリビューンは、ハンツマン氏はユタ州知事選挙への出馬を検討していると伝えた。(c)AFP