【8月3日 AFP】日産自動車(Nissan Motor)と仏自動車大手ルノー(Renault)が、欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)との統合に向けた交渉を再開するために出資比率の変更を検討していると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が2日、報じた。

 ルノーとFCAの経営統合に向けた交渉は今年6月に頓挫。ルノーの会長は、同社の筆頭株主である仏政府が取締役会による採決を妨害したとして非難していた。統合が実現していれば、世界第3位の自動車メーカーが誕生し、世界の自動車産業が一変するはずだった。仏政府は、ルノー会長の主張を否定している。

 一方の日産は、ルノーとの現在の関係は不平等であり、ルノーはFCAとの統合計画について情報を共有せずに進めていると不満を漏らしていた。

 WSJは、電子メールや両社に近い関係筋の話を引用し、日産はルノーに対し、現在約43%となっている日産への出資比率を引き下げるよう要求していると報じた。日産は、ルノー株の15%保有しているが議決権を持たない。

 日産とルノーの持ち株比率が変更されれば、両社の緊張が多少緩和し、ルノーとFCAの経営統合に難色を示していた日産が歩み寄りを見せるのではないかとWSJは報じた。

 WSJが引用した7月付の電子メールによると、再編に向けた協定案は、早ければ9月にまとめられる可能性があるという。(c)AFP