【8月3日 AFP】ロバート・F・ケネディ(Robert F. Kennedy)元司法長官の孫娘、シアーシャ・ケネディ・ヒル(Saoirse Kennedy Hill)さんが1日、自宅で死去した。22歳だった。薬物の過剰摂取が原因とみられる。米メディアが報じた。

 ロバート氏は1968年、米大統領選の選挙運動中に暗殺され、その5年前には兄のジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)元米大統領もテキサス州ダラス(Dallas)で暗殺された。

 シアーシャさんの母コートニー・ケネディ・ヒル(Courtney Kennedy Hill)さんは、ロバート氏とエセル(Ethel)夫人の11人の子どもの一人。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)がケネディ家に近い筋の話として報じたところによると、シアーシャさんが暮らしていたマサチューセッツ州ハイアニスポート(Hyannis Port)のケネディ邸に1日午後、通報を受けた救急隊が駆け付けた。シアーシャさんは最寄りの病院に搬送されたものの、死亡が確認されたという。

 シアーシャさんは高校時代に学生新聞の中で、うつ病や心の病に苦しんでいると告白していた。

 ニューヨーク・タイムズによると、シアーシャさんは昨年、全米で行われた銃暴力に抗議するデモ行進に参加していたという。(c)AFP/ Thomas URBAIN