【8月3日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は2日、冷戦(Cold War)中の1987年に旧ソ連と締結した中距離核戦力(INF)廃棄条約から米国が正式に離脱したことに関し、核ミサイル増強を抑制する新条約を結ぶのであれば、「どこかの時点で必ず中国を含めたい」と述べた。

 トランプ氏は離脱の数時間後、新たな軍縮条約についてロシア、中国と協議を行っていると記者団に述べ、「中国は非常に意欲的だ。(中略)ロシアもだ」と語った。また、双方が核兵器を削減する条約は「世界にとって素晴らしいものになるだろう。実現すると強く信じている」と表明した。

 米国は、INF廃棄条約はロシアの違反によって無意味なものとなっていると主張し、2日に同条約から離脱した。(c)AFP