【8月3日 AFP】世界的に有名な仏パリのルーブル美術館(Louvre Museum)は2日、今夏の混雑状況を受け、訪問客に対し事前にオンラインで来館予約を取るよう呼び掛けるとともに、年内に予約を義務化する方針を明らかにした。

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 レオナルド・ダビンチ(Leonardo da Vinci)の絵画「モナリザ(Mona Lisa)」などを所有する同館は世界一の来館者数を誇る美術館で、人気のあまり混雑が問題になってきた。今夏は熱波の影響で観光客が涼しい美術館内へ避難したことにより、混雑が悪化。また、改修工事のために「モナリザ」が別室に移動したことも、さらなる混乱を生んだ。

 ルーブル美術館のバンサン・ポマレード(Vincent Pomarede)副館長補佐は、オンライン予約の義務化により、同館は来館者数に対処しやすくなると説明。「(予約の義務化は)10月か11月からになる予定。2020年の年初に開始したかったものを早めた」と説明した。(c)AFP