【8月1日 AFP】サッカー国際親善大会、アウディ杯(Audi Cup 2019)は31日、3位決定戦が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)のハットトリックなどでフェネルバフチェ(Fenerbahce)に5-3で勝利した。

 不調が続くプレシーズンの鬱憤(うっぷん)をわずかに晴らす一勝を挙げたレアルだが、これで直近5試合の総失点は16になるなどチームは課題を残している。

 この大会にはバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)など4チームが出場しており、レアルは前日に行われたトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との準決勝に0-1で敗れていた。

 先日、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に3-7と大敗したことで打撃を受けたレアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「われわれは解決策を見つけ出し、努力しようとしている。選手をそばで見ながら、これからチームが進歩し、非常に良いシーズンを送れると思っている」と語った。

「誰も3失点はしたくないが、われわれは5ゴールを挙げた。前向きな勝利だ」

 新シーズンに向けたジダン監督の準備は、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)の去就問題の陰に隠れている。週給100万ポンド(約1億3000万円)という内容の3年契約を提示していた中国1部リーグ、江蘇蘇寧(Jiangsu Suning)への移籍話が立ち消えになったベイルは、今回のアウディ杯に向けた登録メンバーを外れた。

 一方、同日に行われた決勝では、トッテナムが2-2で迎えたPK戦を3-2で制し、バイエルンを破って優勝を果たした。

 トッテナムはエリク・ラメラ(Erik Lamela)とクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)の得点で2-0とリードするも、後半にはバイエルンに新加入した19歳ヤン・フィーテ・アープ(Jann Fiete Arp)と18歳のアルフォンソ・デービス(Alphonso Davies)にゴールを許し、追いつかれた。(c)AFP