【7月26日 AFP】女子テニスで四大大会(グランドスラム)通算2勝を誇るスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova、ロシア)が25日、米国の入国ビザを取得できていないとして、タイトル連覇が懸かるシティ・オープン(Citi Open 2019)を欠場することが分かった。

 世界ランク108位のクズネツォワは、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)の前哨戦として行われる同大会と相性が良く、2014年の決勝では奈良くるみ(Kurumi Nara)を6-3、4-6、6-4で下してタイトルを獲得し、昨年はクロアチアのドナ・ヴェキッチ(Donna Vekic)との決勝を4-6、7-6(9-7)、6-2で競り勝つなど、これまで11戦全勝(1棄権)を記録している。

 クズネツォワは自身のツイッター(Twitter)アカウントに、「残念ながら米国の入国ビザの問題でワシントンの大会を棄権せざるを得なくなりました。私を待ってくれていたファンの皆さんに謝ります」「こんなことは人生で初めてでした。いつかビザを取得して、米国の大会に少なくともいくつかは出場できることを願っています」とつづった。

 今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)と全仏オープンテニス(French Open 2019)ではいずれも初戦敗退に終わっているクズネツォワは、2004年の全米オープンと2009年の全仏オープンを含むツアー通算18勝を記録。中でもインドネシア・バリの大会では2002年、04年、06年の3度にわたり、タイトル獲得を果たしている。(c)AFP