【7月24日 AFP】米北東部ロードアイランド州に自宅を持つ米人気ポップ歌手のテイラー・スウィフト(Taylor Swift)さんを「訪問」しようとした中西部アイオワ州の男が、強盗に使われる道具を所持していたとして逮捕された。警察当局が23日明らかにした。

 デービッド・ペイジ・リドル(David Page Liddle)容疑者(32)は先週末、ロードアイランド州の海沿いの町ウェスタリー(Westerly)で30本以上の鍵開け用のピック、窓ガラスを割って家に入るための道具、そしてアルミ製の野球のバットなどを所持しているところを警察に見つかり、逮捕された。

 この事件を最初に報じた地元紙によると、リドル容疑者は、自分はスウィフトさんの知人で、「テイラー・スウィフトと近況を報告し合うため」この町に来たと話しているという。

 AFPの取材に対し地元警察のショーン・レイシー(Shawn Lacey)署長は23日、この事件の内容について認めた。

 地元紙ウェスタリー・サン(Westerly Sun)は、リドル容疑者は要注意人物のリストに掲載されており、レイシー署長の話として以前にもスウィフトさんが所有する別の家に行った可能性もあると伝えた。

 勾留中の容疑者は、スウィフトさんが保有する全ての家について、接近または接近を試みることを禁ずる接触禁止命令を受けた。精神鑑定も受ける予定だ。

 事件当時スウィフトさんはロードアイランド州にいなかったが、彼女の自宅に招かれざる客が訪れるのはこれが初めてではない。

 3月にはストーカーとされる男が、ニューヨーク・マンハッタン(Manhattan)のスウィフトさんの家に窓ガラスを割って侵入して逮捕された。この男は昨年4月にもはしごを使って窓からスウィフトさんの家に侵入し、逮捕されていた。どちらの事件の時もスウィフトさんは留守だったという。(c)AFP