【7月24日 AFP】アジアツアーを実施中のイングランド・プレミアリーグ王者マンチェスター・シティ(Manchester City)が、中国に「失礼極まりない」態度を示したという同国国営メディアの報道に対して、チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が「間違った」報道だと怒りを見せている。

 国営新華社(Xinhua)通信は自社の英語版サイトに長文の記事を掲載し、中国政府系の投資会社が一部株式を保有するシティが、金のためだけに中国を訪れ、ファンをないがしろにしたと主張。シティの「傲慢(ごうまん)な態度」や、中国メディアへの対応を激しく非難し、チームは後味の悪い形で中国本土を後にしていた。

 これに対し、香港で取材に応じたグアルディオラ監督は「同意できないし、間違っていると言っておくべきだろう。そういうことを言いたいなら、われわれの事情を正確に把握してからにすべきだ」と反論し、「どうしてそんなことが言えるのか、理解に苦しむ。もしかしたら1人の記者が少し腹を立てているだけかもしれないが、理由が分からない。ともあれ、事実とはかけ離れている」と述べた。

 グアルディオラ監督は、予定よりも遅れて中国入りした後、4日間で2試合をこなし、さらにこの後、香港と日本でも親善試合を予定しているチームの過密日程について口にしている。

「われわれは23時間遅れて中国入りした。それから列車で2時間移動して別の街で試合をし、それから上海へ戻り、そして今ここにいる。この後は東京へ行く予定だ」「それでも、いつも最高の笑顔を絶やさないようにしている。夜はあまりよく眠れていないが、良い練習はできている。ここまでの選手全員の頑張りには感激しているよ」 (c)AFP