■利益を生むフェイクニュース

 そもそも、「フェイクニュース」という言葉を世に広めたのはドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領で、それはニュースメディアを攻撃するためだった。だが今年5月、当のトランプ氏自身が加工編集したとみられる映像をツイートした。その動画では、ナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)下院議長が演説の最中に言葉につかえたり、発音を誤ったりした箇所が強調されていた。

 フェイクニュースを流す動機は常に政治的とは限らないと、ガーナのウィネバ教育大学(University of Education, Winneba)で教えるジフティ・アッピアアジェイ(Gifty Appiah-Adjei)氏は指摘する。

 同氏はAFPの取材に対し、「インターネット・トラフィック(ネット上の情報の流れ)によって金銭的な利益を得たい、あるいは面白いから」という理由でフェイクニュースを流すケースは多く、「単に楽しいからというだけでデマを書く人もいる」と説明。そうした中、ジャーナリズム教育は「フェイクニュースに対処する上で最も効果的な方法だ」と述べた。

 だが、ジャーナリスト養成学校において、フェイクニュースを突き止め、それに対抗する方法が独立した課程で教えられるようになったのは、最近になってからのことだという。