【7月18日 AFP】サッカーインターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)は17日、米カリフォルニア州カーソン(Carson)で行われ、アーセナル(Arsenal)は試合終了間際に若手FWのエドワード・ヌケティア(Edward Nketiah)が決勝点を挙げ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に2-1で勝利した。

 アーセナルはこれで米国ツアー2連勝となったが、3-0で快勝した米メジャーリーグサッカー(MLS)のコロラド・ラピッズ(Colorado Rapids)戦に比べると、ドイツ・ブンデスリーガ1部の王者であるバイエルンには苦しめられた。

 49分、バイエルンのルイス・ポズナンスキ(Louis Poznanski)が処理を誤ると、ボールはゴールネットに吸い込まれ、昨シーズンのプレミアリーグで5位に終わったアーセナルが相手のオウンゴールで先制した。

 しかし71分、バイエルンはロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が華麗なヘディングを決め、試合を振り出しに戻した。ペナルティーエリア内にいたレワンドフスキは、元アーセナルMFサージ・ナブリー(Serge Gnabry)からの高いクロスに頭で合わせ、ゴールの隅に運んだ。

 それでも若手主体のアーセナルは88分、素早いパス交換から10代のタイリース・ジョン・ジュールス(Tyreece John-Jules)が抜け出して中に折り返すと、最後は20歳のヌケティアが膝で合わせた。

 ウナイ・エメリ(Unai Emery)監督が率いるアーセナルは、移籍を求め米国ツアーへの帯同を拒否した主将ローラン・コシールニー(Laurent Koscielny)をめぐる問題が解決していないものの、プレシーズンの2試合目を良い状態で終えた。

 一方、チャンスを多く逃したバイエルンの中ではトーマス・ミュラー(Thomas Muller)が最大のチャンスを手にしたが、前半に放ったシュートはGKベルント・レノ(Bernd Leno)の好セーブに阻まれた。この場面では、ダビド・アラバ(David Alaba)がペナルティーエリア中央にクロスを送ると、相手DFをかわしたミュラーがシュートを打ったが、レノに右脚で見事に防がれた。(c)AFP