【7月18日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は17日、オーストラリア遠征でかつてのライバル、リーズ・ユナイテッド(Leeds United)に4-0で快勝。ポール・ポグバ(Paul Pogba)の活躍などもありチームにかかるプレッシャーをはねのけた。

 2-0で勝利した13日のパース・グローリー(Perth Glory)戦のふがいない内容で批判を浴びていたユナイテッドは、勢いがつくような結果を求められていた中で2004年以来のプレミアリーグ復帰を目指すリーズをたたきのめした。

 古巣であるイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)やスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)への移籍が取り沙汰されているポグバは、ユナイテッドが支配した前半の主役となり、7分にはメイソン・グリーンウッド(Mason Greenwood)のトップチーム初ゴールの起点となった。

 エネルギッシュなパフォーマンスを見せた17歳のグリーンウッドについて、ユナイテッドを率いるオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は、8月11日に行われるチェルシー(Chelsea)とのリーグ開幕戦の構想に入っていると明かした。

 試合後にスールシャール監督は、「彼はチャンスを得ている。もはや有望株以上の存在で、常にペナルティーボックスの中やその周囲でチャンスをつくり出している」とグリーンウッドを手放しで褒めた。

 先制点の数分後にポグバが放ったシュートは相手GKキコ・カシージャ(Kiko Casilla)に防がれたが、27分には21歳のマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)がドリブルでDFを切り裂いて追加点をマークした。

 前半が終わると、パース戦に続いてスールシャール監督はメンバーを全員入れ替えた。

 後半も支配を続けたユナイテッドは、51分にCKからフィル・ジョーンズ(Phil Jones)が頭でたたき込むと、69分にはタヒス・チョン(Tahith Chong)が倒されて得たPKをアントニー・マルシアル(Anthony Martial)が決めて大勝を締めくくった。

 8年ぶりとなった両チームの対戦は尻すぼみとなったが、パース・スタジアム(Perth Stadium)をほぼ埋め尽くした5万5000人という観客の数がかつてのライバル関係を表していた。

 プレシーズンゲームが続くユナイテッドは、20日にシンガポールでインテル(Inter Milan)と、25日に中国・上海でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)と対戦する。一方のリーズはシドニーに移動してウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(Western Sydney Wanderers)と試合を行う。(c)AFP