【7月14日 AFP】13日に行われたテニスのウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)女子シングルス決勝でセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を下して優勝したシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が試合後、「これ以上の試合はしたことがない」と話した。

 一方、ハレプに2-6、2-6で完敗し、四大大会(グランドスラム)最多タイとなる24回目の優勝を阻まれたセレーナは「何もできなかった」と脱帽した。

 わずか56分で完勝を収め、昨年の全仏オープンテニス(French Open 2018)に続くメジャー2勝目を挙げた27歳のハレプは「これ以上の試合はしたことがない」「10歳だった時、テニスで何かを成し遂げたいのならウィンブルドンの決勝に出ないとだめだと母に言われていた」とコメントした。

「かなり緊張していたし、おなかの調子もあまり良くなかった」「大会が開幕した時に話したように、ここで優勝してクラブの生涯会員になることがモチベーションになっていた」

 一方のセレーナは、2017年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)以来となるグランドスラムタイトルを逃し、マーガレット・コート(Margaret Court)氏に並ぶメジャー最多の24勝目は少なくとも全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)までお預けとなった。

 ハレプの3本に対して26本の凡ミスを犯して自滅した37歳のセレーナは「彼女は信じられないようなプレーをした」とハレプを称賛した上で、自身は「何もできなかった」と振り返った。(c)AFP