【7月13日 AFP】ツール・ド・フランス(2019 Tour de France)は12日、第7ステージ(ベルフォールからシャロンシュルソーヌ、230キロメートル)が行われ、チーム・ユンボ・ヴィスマ(Team Jumbo-Visma)のディラン・フルーネヴェーヘン(Dylan Groenewegen、オランダ)がステージ優勝を飾り、トレック・セガフレード(Trek Segafredo)のジュリオ・チッコーネ(Giulio Ciccone、イタリア)が総合首位の座を守った。

 大接戦となったゴール手前のスプリント勝負で、フルーネヴェーヘンはロット・ソウダル(Lotto Soudal)のカレブ・ユアン(Caleb Ewan、オーストラリア)とほぼ同時でフィニッシュラインを通過し、写真判定の末に勝利を手にした。

 生粋のスプリンターであるフルーネヴェーヘンは、優勝候補筆頭として臨んだベルギー・ブリュッセルでの開幕ステージでクラッシュを引き起こして後方に沈んでおり、今ステージでその屈辱を晴らした結果となった。

 ボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)が3位でゴールし、ポイント賞のマイヨ・ヴェール(グリーンジャージー)を維持した。

 総合連覇を目指すチームイネオス(Team Ineos)のゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)は、前日のステージで主なライバルを全員置き去りにし、この日もチームの共同キャプテンを務めるエガン・ベルナル(Egan Bernal、コロンビア)らとともにメイン集団で安全にフィニッシュした。

 7か所の峠を上る難関ステージとなっている13日の第8ステージでは、地元ファンが大声援の後押しを受けて、ドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のジュリアン・アラフィリップ(Julian Alaphilippe、フランス)が総合首位を奪還を目指す。

 アラフィリップはエペルネ(Epernay)での2日間のステージで総合トップに立っていたものの、ラプランシュデベルフィーユ(La Planche des Belles Filles)でゴールを迎えた11日の第6ステージで6秒差をつけられ、マイヨ・ジョーヌ(イエロージャージー)を譲った。(c)AFP/Damian MCCALL