【7月12日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)は11日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第7シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は第8シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)を6-1、6-3で下し、第11シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)との決勝に進んだ。

 ウィンブルドン通算7勝のセレーナは、53度目となる四大大会(グランドスラム)のシングルス挑戦で初めて4強入りしたバーバラ・ストリコバ(Barbora Strycova、チェコ)に6-1、6-2で勝利し、マーガレット・コート(Margaret Court)氏の記録に並ぶグランドスラム最多24個目のタイトル獲得に王手をかけている。

 元世界ランキング1位のハレプは1時間13分でスビトリーナを退け、ルーマニア勢として初めてウィンブルドンの決勝の舞台に立つことになった。

 グランドスラムでは通算5度目の決勝となる2018年の全仏オープンテニス(French Open 2018)女王のハレプは「素晴らしい気分。興奮していると同時にナーバスになっている。人生最高の瞬間の一つ」と話した。

「簡単な試合ではなかった。各ゲームは長く、接戦だった」「この試合に勝つために懸命に戦ったし、精神面も肉体面も充実していて戦術も良かった」

 4回戦で15歳の新星コリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)の快進撃を止めたハレプは、2014年大会の準決勝ではユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)に敗れたが、現在は以前とは異なる選手であり、グラスコートにも適応したと話している。「前より経験があるし、もう諦めることはしない。最高のバージョンの自分を見せるつもり。最後まで戦い抜く」 (c)AFP/Pirate IRWIN