【7月7日 AFP】ツール・ド・フランス(2019 Tour de France)は6日、第1ステージ(ブリュッセルからブリュッセル、194.5キロメートル)が行われ、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のマイク・テウニッセン(Mike Teunissen、オランダ)が開幕ステージを制した。

 残り数キロでクラッシュが発生し、予測のつかない集団によるスプリント勝負となる中、伏兵のテウニッセンがボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)を写真判定の末に抑え、勝利を飾った。

 総合首位が着るマイヨ・ジョーヌ(イエロージャージー)の導入から100年となる今年、テウニッセンはそのジャージーに袖を通した通算276人目のライダーとなった。

 チームイネオス(Team Ineos)の前回王者ゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)を筆頭とした優勝候補たちは、テウニッセンのチームメート、ディラン・フルーネヴェーヘン(Dylan Groenewegen、オランダ)が引き起こした終盤のクラッシュに巻き込まれる形となった。

 トーマスは「僕は大丈夫。十分スペースがあって、実際にぶつかったりはしなかった。でもフェンスのせいでどこにも行けるところがなかった。大事なのはダメージを受けなかったこと」と語った。(c)AFP