【7月2日 AFP】2020年米大統領選の民主党の最有力候補であるジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領の息子、ハンター・バイデン(Hunter Biden)氏が、過去にクラックコカインを購入しようとして銃を突き付けられたことがあることを認めた。米誌ニューヨーカー(The New Yorker)の1日付の記事で明らかになった。

 同誌の記事はハンター・バイデン氏とのインタビューや、知人や同氏とやり取りをした人々の言葉を元に構成されている。これによると、ハンター氏は2016年にロサンゼルス中心部で薬物を購入しようとしてホームレスの男性に近づいた。その後、連れて行かれた近くのホームレスのテント村の狭い通路で、誰かが客だと気付かずに自分の頭に銃を突き付けてきたという。

 記事には「忘れる方法が必要だった」というハンター氏自身の言葉や、「その週、彼は数回にわたりコカインを買いに戻ってきた」との証言も掲載されており、さらに同氏が薬物を使用し混乱に陥っていた時期について詳細につづられている。

 ハンター氏の父親のジョー・バイデン氏は、来年の米大統領選で民主党の最有力候補となっているが、その政治家人生の中で何度も家族との痛ましい別れを経験してきた。1972年に上院に初当選した直後には、自動車事故で当時の妻と幼い娘を亡くした。同じ事故でハンター氏と長男のボー・バイデン(Beau Biden)氏も重傷を負った。

 ボー氏は政界入りし民主党の期待の星と呼ばれたが、2015年に脳腫瘍で亡くなった。このことは、2016年米大統領選のバイデン氏の民主党候補指名争いに影響を及ぼした。(c)AFP