【6月30日 AFP】女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)は29日、準々決勝の試合が行われ、スウェーデンが2-1でドイツを撃破。女子W杯4強入りを決めるとともに、主要国際大会では24年間勝利がなかったドイツから金星を飾った。

 母国開催だった1995年のW杯以降、大きな大会でドイツに勝てていなかったスウェーデンは、この試合でもリナ・マグール(Lina Magull)に先制ゴールを許し、1点を追いかける展開となった。

 それでも、試合の大半の時間帯で相手のDFラインにプレッシャーをかけたスウェーデンは、ソフィア・ヤコブソン(Sofia Jakobsson)が同点ゴールを挙げると、迎えた後半開始直後、ヤコブソン、フリドリーナ・ロルフォ(Fridolina Rolfo)、スティーナ・ブラックステニウス(Stina Blackstenius)の前線3人の連携から、最後はゴール前のブラックステニウスが逆転ゴールを挙げ、厳しい暑さの中でのスリリングな一戦を制した。

 一方、かつては欧州女子サッカーの最強国として知られ、2大会連続の世界女王にも輝いたドイツだが、これでW杯はここ3大会中2大会で準決勝進出を逃す結果となった。

 また、欧州勢の大会上位3チームに入れなかったドイツは、これで2020年東京五輪の出場を逃すことが決定。2016年のリオデジャネイロ五輪決勝でスウェーデンを退けて金メダルを獲得したドイツだが、東京五輪には出場できないということになった。代わってスウェーデン、オランダ、英国の3チームが東京行きの切符をつかんでいる。(c)AFP