【6月29日 AFP】ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)は28日、女子シングルスの組み合わせ抽選が行われ、大会第2シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)と全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)に続く四大大会(グランドスラム)3勝目に向けた初戦の相手が、カザフスタンのユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva)に決まった。

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 一方、大坂から世界1位の座を奪取したアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は、1回戦で鄭賽賽(Saisai Zheng、中国)を迎え撃つことになった。全仏オープンテニス(French Open 2019)で優勝を飾り、前週のネーチャーバレー・クラシック(Nature Valley Classic 2019)も制した新女王は、3回戦で2017年大会覇者のガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)という強敵が待ち構えている可能性がある。

 そのほか上位シードが順当に勝ち進んだ場合、4回戦では前回女王のアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)が、昨年大会の決勝で対戦したセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)と激突する可能性があり、今大会では最も注目のカードになるとみられる。

 39歳のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)は、初戦の相手が15歳の同胞コリ・ガウフ(Cori Gauff)に決まり、興味深い年の差対決が実現することになった。ガウフがテニスを始めたきっかけがウィリアムス姉妹だったことも、このカードにさらなる面白みを加えている。

 27日に大会史上最年少で予選突破を果たしたガウフは、「セレーナ・ウィリアムスにずっと憧れていた。ヴィーナスのことも」「テニスラケットを手に取ろうと思ったのは、彼女たちのおかげ」と明かした。

「2人には会ったことがある。本当にすごく親切な人たち。彼女たちがテニスを始めてくれたことに感謝している。なぜなら、どのスポーツをやっても2人は世界を席巻していたと思うから」 (c)AFP