【6月26日 AFP】テニス、ネーチャーバレー国際(Nature Valley International 2019)は25日、女子シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で大会第4シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)が予選勝者のサマンサ・ストーサー(Samantha Stosur、オーストラリア)に6-4、6-4で勝利し、16強入りを果たした。

 グラスコートシーズンの初戦となった先週のマヨルカ・オープン(Mallorca Open 2019)で4強入りしたケルバーは、過去に2度決勝へ進んだことがあるネーチャーバレー国際で今季初優勝を目指している。

 今大会は雨のため24日に予定されていた試合が順延になっており、ケルバーの対戦相手となったストーサーは、この日ダブルヘッダーを強いられた選手の一人だった。

 ストーサーは1回戦でソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)を6-2、6-3で下したが、続く試合ではケルバーに15本のウイナーを許すなどしてストレートで敗れた。

 今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)で連覇を狙うケルバーは、「ここに戻って来て、ウィンブルドン前にもう一度いい試合をこなせて良かった」「この大会に出場しているのはそれが理由。グラスコートのこの大会でプレーするのが好きだし、一試合一試合、すべての瞬間を楽しもうと思っている」と話した。

 その他の試合では、第3シードのキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)がユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva、カザフスタン)に6-4、6-1で勝利。

 第11シードで前年王者のキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)もアンドレア・ペトコビッチ(Andrea Petkovic、ドイツ)を6-4、6-4で下し、昨年の決勝で対戦した第8シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)と3回戦で再び顔を合わせることになった。

 また全仏オープン(French Open 2019)で4強入りを果たし、地元大会で好結果を目指している第14シードのジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)は、マリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)に6-4、7-6(7-4)で勝利し、次戦はオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)と対戦することが決まった。

 ワイルドカードで第6シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は、台湾の謝淑薇(Su-Wei Hsieh、シェ・スーウェイ)を6-2、6-0で退け、今グラスコートシーズンでの初戦を完勝で飾った。3回戦ではポロナ・ヘルツォグ(Polona Hercog、スロベニア)と戦う。

 その他の上位勢では、第5シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)がアリーゼ・コルネ(Alize Cornet、フランス)に3-6、6-7(3-7)で敗れ初戦敗退。第7シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)も元全仏女王のエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)に6-1、0-6、3-6で黒星を喫した。(c)AFP