【6月26日 東方新報】中国・湖南省(Hunan)懐化市(Huaihua)新晃県(Xinhuang)の第一中学校校庭で死体が発見され、DNA鑑定の結果、16年前に失踪した同校職員である鄧世平(Deng Shiping)さんであることが23日、確認された。

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 家族の話によると、鄧さんは16年前に失踪する前は同校保全部門の職員として働いており、失踪した時期は校庭の修繕工事を担当していた。鄧さんが失踪して3日後に、家族が警察に届け出た。

 親類によると、鄧さんは当時、工事の品質検査を行っており、学校の工事に品質問題があったため意見を申し立てていた。検収に合格したことを確認するサインを拒否しており、施工会社のビジネスに影響を与えていた。その後、鄧さんは失踪したという。

 新晃県の広報部門によると、同県公安局は2019年4月中旬に行った反社会勢力の取り締まりの中で、杜容疑者らを逮捕。杜容疑者と関わりがある問題を整理したところ、杜容疑者が2003年1月に鄧さんを殺害し、中学校の校庭に死体を埋めたことを自白した。供述に基づき、中学校の校庭で死体が発見された。

 公安局によると、当時の中学校の校長と杜容疑者は親戚関係にあり、校長だった黄容疑者と杜容疑者はいずれも身柄を拘束されている。(c)東方新報/AFPBB News