【6月23日 AFP】19F1第8戦フランスGP(France Grand Prix 2019)は22日、予選が行われ、完璧な走りを披露したメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)がポールポジションを獲得し、バルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)とともにフロントローを独占した。

 予選Q1とQ2ではボッタスの後塵(こうじん)を拝していたハミルトンだったが、最終セッションで1分28秒319の最速タイムをマークしてチームメートを0秒286上回り、メルセデスで通算60回目、キャリア通算で86回目となるポールポジションを獲得した。

 昨年のこの大会でポールトゥウィンを飾っているハミルトンは「ここは簡単なコースじゃない」「非常にテクニカルで、バルテリはこの週末を通じてすごく速い。僕としては、最後の2周を含めて少しずつ差を縮めていった」とコメントした。

 ライバルたちが何とか食らいつこうとする中、シーズンを席巻するメルセデス勢はこの日も別格の走りを見せ、史上最多を更新する63回目のフロントロー独占を達成。フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)を3番手、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)を4番手に抑えている。

 マクラーレン(McLaren)の新人ランド・ノリス(Lando Norris)が好走を見せて5番手に入り、調子を取り戻したチームメートのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)を上回った。元気のないセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は、Q3ではギアボックスに問題が発生して7番手という結果に終わった。

 以下、ルノー(Renault)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)、レッドブルのピエール・ガスリー(Pierre Gasly)、アルファロメオ(Alfa Romeo Racing)のアントニオ・ジョビナッツィ(Antonio Giovinazzi)と続いた。(c)AFP