【6月20日 AFP】女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)は19日、グループDの試合が行われ、日本はエレン・ホワイト(Ellen White)に2得点を決められてイングランドに0-2で敗れ、グループ2位で決勝トーナメントに進むことになった。

 14分、ジョージア・スタンウェイ(Georgia Stanway)のアシストから先制点を決めたホワイトは、84分にも追加点をマーク。これで今大会でのゴール数を3にまで伸ばし、先発メンバーを大幅に入れ替えたイングランドが1位通過を決めた。

 イングランドは前回大会の準決勝で日本を相手に心が折れるような形で敗れており、今回勝利したことである程度のリベンジを果たした。

 両チームはすでに決勝トーナメント進出を決めていたが、次のラウンドで起きることを考慮すると、1位通過することで得られるものは確かに多くあった。

 W杯優勝を本気で狙っているイングランドは、これで他のグループを3位で通過したいずれかのチームと対戦することになった。しかし、その対戦相手は、グループステージが終了する20日まで分からない。

 日本の対戦相手はオランダとカナダの二択だが、より厳しいミッションが課されるのは間違いない。

 若手主体の日本はグループステージでわずか1勝しか挙げられず、現時点では決勝にまで駒を進める可能性は低いように思われる。

 日本を率いる高倉麻子(Asako Takakura)監督は、「予選を通過したこと以外は何も満足はしていない」「イングランドは力のあるチームで、スピードもある。非常に良い攻撃を受けることになった」とコメントした。

 イングランドは23日にバランシエンヌ(Valenciennes)で、日本は25日にレンヌ(Rennes)でそれぞれ決勝トーナメント1回戦に臨む。(c)AFP/Andy SCOTT