【6月19日 AFP】テリーザ・メイ(Theresa May)英首相の後継を決める与党・保守党党首選挙は18日、第2回投票が行われ、欧州連合(EU)離脱支持派の代表格であるボリス・ジョンソン(Boris Johnson)前外相・前ロンドン市長が再び大差をつけて首位となった。候補者はジョンソン氏を含む5人に絞られた。

 投票は保守党の下院議員313人により非公開で行われ、ジョンソン氏は得票数126でライバルとの差を広げた。ドミニク・ラーブ(Dominic Raab)前EU離脱担当相は、得票数が30と、次回投票に進むのに必要な33に届かず、落選した。厳しい戦いを強いられていた中道派のロリー・スチュワート(Rory Stewart)国際開発相は支持層を広げ、得票数を前回の19から37に増やした。

 ジェレミー・ハント(Jeremy Hunt)外相の得票数は46、マイケル・ゴーブ(Michael Gove)環境・食料・農村相の得票数は41。サジド・ジャビド(Sajid Javid)内相は33票を得てかろうじて次回投票に進んだ。

 投票は19日と20日にも行われ、候補者は2人に絞られる。保守党はその上で来月、一般党員約16万人による決選投票を行い、新党首を決める。(c)AFP/Dmitry ZAKS