【6月18日 AFP】コパ・アメリカ(2019 Copa America)は17日、グループCの試合が行われ、チリはエドゥアルド・バルガス(Eduardo Vargas)の2ゴールなどで日本に4-0と快勝し、3連覇に向け初戦を白星で飾った。

 メキシコ1部リーグのUANLティグレス(UANL Tigres)に所属するバルガスが後半に2ゴールを奪うなどしたチリは、招待国の日本を相手に試合が進むにつれて力の差を見せつけた。

 前半、エリック・プルガル(Erick Pulgar)のゴールで先制したチリは、後半に入るとバルガスのシュートが相手に当たり、リードを2点に広げた。さらに82分、アレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)がダイビングヘッドで追加点を奪い、代表での通算得点を42に伸ばすと、直後にはバルガスがこの日2点目となる華麗なループシュートを決めた。

 この結果、チリはウルグアイに勝ち点と得失点で並び、首位タイとなっている。

 決定的なチャンスをいくつか演出したものの、若手FW上田綺世(Ayase Ueda)の低い決定力に悩まされた日本にとって、0-4というスコアは厳しい結果になった。

 日本は先制された直後、柴崎岳(Gaku Shibasaki)のパスに抜け出した上田がGKをかわすも、無人のゴールにシュートを流し込むことができず、ハーフタイム前に同点に追いつく絶好のチャンスを逃していた。

 日本の森保一(Hajime Moriyasu)監督は、「われわれはゴールを決められるだけのプレーを見せた」「彼らは冷静で、チャンスを生かしたというのが違い」とコメント。

 一方、チリのレイナルド・ルエダ(Reinaldo Rueda)監督は、「課題を得て次に進めるのは大きい」「この勝利で急に自分たちが最高のチームになるわけではない。大会前に批判されていたほどひどくなかったというだけだ」と話した。(c)AFP