【6月15日 AFP】米移民税関捜査局(Immigration and Customs EnforcementICE)は14日、中米諸国で流行している流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)や水痘(水ぼうそう)患者に接し、感染した疑いがある無症状の移民約5200人を隔離したと発表した。

 ICE職員はAFPに対し、13日時点で、計39か所の施設で移民4300人近くがおたふくかぜ、800人以上が水ぼうそう、また約100人が両方の病気の患者に接していたため、約5200人を隔離していることを明らかにした。隔離されている移民の人数は、ICE全体で収容されているおよそ5万2000人の10分の1に当たる。

 ICEが収容している移民で最初におたふくかぜの感染が確認されたのは、昨年9月7日。以降、感染者数は334人まで増えている。

 ICEは、おたふくかぜなどの患者に接して感染の疑いがある無症状の移民に、はしか・おたふくかぜ・風疹3種混合(MMR)ワクチンを接種し、25日間隔離している。

 米疾病対策センター(CDC)によると、国内では、MMRワクチンの2回接種法が1989年に導入されてからおたふくかぜの感染者数は激減。導入から数年後には年間の感染報告数が数百件にまで減少したものの、2006年以降、再び感染者数が増加し、今年に入ってから5月24日までで、すでに1002件の感染例が報告されている。(c)AFP