【6月12日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は11日、五輪の金メダル獲得に挑戦する機会はもうそれほど残されていないとして、来年の東京五輪出場を目標にしていると明かした。

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 2か月前の第83回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2019)を制し、けがからの復活を果たした43歳のウッズは、今週行われる第119回全米オープン選手権(2019 US Open Championship)でメジャー通算16勝目を目指している。

 この日、東京五輪に挑戦できる可能性があることに興奮していると認めた元世界ランキング1位のウッズは、「五輪で金メダルを獲得できれば、この上ない偉業になるだろう」「まずは出場権を獲得しなければならない。五輪の舞台で米国代表になることができれば刺激的だ」と話した。

 ゴルフ競技は2016年のリオデジャネイロ五輪で復活し、東京五輪でも実施される。リオ五輪の際、ウッズは腰を負傷しており、出場権を争う状態になかった。

 東京五輪の出場選手は世界ランキングをもとにして決められる。各国最大4人という制限はあるものの、上位15選手には自動的に出場権が与えられ、男子では計60人が参加する。最新のランキングで5位につけ、米国人選手の中では上から3番目の順位につけているウッズは五輪出場の条件を満たしている。

 度重なる腰の手術の影響により、体調面と出場する大会数を慎重に管理しなければならないウッズは、東京大会が現実的に考えられる絶好の機会かもしれないと述べた。

 2024年のパリ五輪では48歳になっているウッズは「五輪に挑戦できるチャンスがあと何回あるか分からない」「その次は48歳になっている。五輪でプレーするチャンスは多く残されていない。もし米国代表として五輪に出場することができれば、間違いなく名誉なことだ」と語った。(c)AFP