【6月9日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選は8日、各地で行われ、グループHでは現世界王者のフランスがトルコに0-2で敗れる波乱があった。

 30分にカーン・アイハン(Kaan Ayhan)のヘディングで先制したトルコは、40分にはジェンギズ・ウンデル(Cengiz Under)のシュートがゴールに突き刺さり、史上初めてフランスから勝利を収めた。

 フランスを率いるディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は、優勝したW杯ロシア大会(2018 World Cup)決勝のメンバー9人を先発起用したが、なかなか決定機を作り出せず、守護神ウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)の好セーブがなければもっと失点していた。

 デシャン監督は仏テレビTF1に対し、「屈辱的で言えることはあまりない」と話した。

「11日(アンドラ戦)には別のチャレンジがある。トルコはよく戦ったと言わざるを得ない。われわれは基本に立ち返らなければならない」「こういったプレーをすれば試合から得られるポジティブなものは何もない」

「スタイルを持った相手と戦わなければならなかったが、われわれは試合には入れなかった。トップレベルのサッカーでは、世界王者であろうがなかろうがそれは同じだ」

 この結果グループHは3戦全勝のトルコが首位に立ち、フランスに3ポイント差をつけた。シェノル・ギュネシュ(Senol Gunes)監督が指揮を執るトルコは、11日にアウェーでアイスランドと戦う。(c)AFP