【6月9日 AFP】女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)は8日、グループBの試合が行われ、ドイツはジュリア・グヴィン(Giulia Gwinn)のゴールで中国に1-0で勝利した。

 この日はドイツ若手選手の日となった。19歳のグヴィンはこの日唯一の得点を記録し、後半から出場したレナ・オベルドルフ(Lena Oberdorf)は同国史上最年少の17歳171日でW杯デビューを飾った。

 ドイツは66分、CKのクリアボールをペナルティーエリアの外で拾ったグヴィンが脚を振り抜くと、シュートは相手選手の股間をすり抜けゴールに突き刺さった。

 試合後ドイツは、中国の選手は足首を狙っていたと非難している。ドイツのキャプテン、アレクサンドラ・ポップ(Alexandra Popp)は「彼女たちは遅れてタックルをしてきたし、足元を狙い続けた。私たちは歯を食いしばって耐えた」とコメントした。

 ドイツのマルチナ・ボス・テクレンバーグ(Martina Voss-Tecklenburg)監督は、「きょうは多くの選手が足首を狙われたし、痛めた選手もいる。ジェニファー・マロジャン(Dzsenifer Marozsan)は残虐な行為に苦しんだ」と苦言を呈した。イエローカードの数はドイツの1枚に対し、中国は4枚だった。

 一方、中国の賈秀全(Xiuquan Jia、カ・シュウゼン)監督は、「ディフェンスでは大きなプレッシャーがあったが、攻撃ではチャンスを作りだした」と手応えを口にした。

「ドイツと比べると同じレベルではなかったが、だからといってわれわれが戦えないということではない」 (c)AFP/Peter BERLIN